華麗なる遺産、最終回。 [ドラマの雑感]
『華麗なる遺産』の最終回は、
ドラマのキーパーソンともいえるスンミのオンマが、
自殺を思い止まるところから始まる。
つまり最終回の冒頭でドラマが決着してしまうのだ。
で、残りのすべての時間を費やして、
すべての人がどうなったのかを、実に丁寧に描かきはじめるのだ。
スンミとオンマの穏やかな生活はもちろん、
ファンの妹が面接に落ちつつもちょっと前向きな点や、
ウンソンの悪口ばかりいっていた同級生まで救済されている。
あの話はどうなった?の最終回が多い中、
この丁寧さは、このドラマに実に似合っているように思う。
ただ、ウヌをかくまったバーの兄ちゃんは、
黙っていたのは悪いにしても、少しは褒めてあげても・・・。
主人公二人の結末はもちろんハッピーエンドで、
それ自体には文句はないのだけれど、
もう少しロケーションにこだかって欲しい気が(思い出の場所だとしても)。
そして欲を言えば、エンドロールの後あたりに“半年後”の文字を流して、
ニューヨークで料理修行するウンソンの前に、
ファンが突然現れるというのが必要でしょ、韓ドラの場合。
ニューヨーク進出の企画書のフリもあったのだし、
途中から視聴率もグングン伸びたのだから。
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